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File22「航研機」再び

 

戦前の名機再び 航続距離世界記録 「航研機」を復元 福岡・大牟田市

一九三八年、当時の無着陸飛行世界記録を樹立した大型単発単葉機「航研機」の実物大模型が完成、三月十二日、福岡県大牟田市で公開された。八月に青森県三沢市に開館する県立三沢航空科学館に展示される。
「航研機」は旧東京帝大航空研究所の設計で三七年に完成。翼長二十八メートル、全長十五メートル、機首に搭載したエンジンでプロペラを回した。国産初の格納式車輪を採用、機体のビスを埋め込み式にして空気抵抗を減らすなど、随所に先進的な工夫が施された。三八年、千葉県上空で約六十二時間、一万千六百五十一キロの連続周回に成功し、世界記録を作った。
青森県が日本科学技術振興財団に復元を委託。アルミ加工技術にすぐれた、グライダー製作や造船など九州を中心とした十五社が二〇〇一年十一月から製作していた。胴体はアルミ製で、軽量化のため一部布張りだった翼も再現。プロペラはモーターで動かせる。製作費は約二億四千万円。
設計図は残っておらず、写真などを見ながらの作業だったが、製作を総括した「前田航研」(福岡市)の前田建社長(62)は「航空技術の高さを実感した」と話していた。

                            西日本新聞

平和な国「日本」において、飛行機というと国内旅行や海外旅行で乗るあの「ジャンボジェット」を思い起こすが、「航研機」はそれとは違うものである。第二次世界大戦が始まる数年前に造られたものであるから、どちらかというと戦闘機に近いものかもしれない。

一般公開された「航研機」を実際に見る為、株式会社「アルムに」行く。倉庫に展示されている「航研機」を見てその大きさに驚いた。

一般公開された「航研機」

製作担当者の一人である「野口建」氏に話を伺う。

「野口建」氏

調査員 制作費が2億4千万円かかったそうですが?

野口氏 いや、製作費自体はそんなにかからなかったんだけど、資料収集等の他の費用も含めた製作費だと思うよ。製作費自体は秘密だよ。

調査員 「航研機」の設計図はなくて、写真だけを見て造られたという話を聞いたんですが?

野口氏 三面図はあったんだよ、はっきり見えないコピーの三面図が。それを参考にしながら製作したんだ 。

調査員 製作過程において大変だったことは何ですか?

野口氏 三面図はあったけど古くてよく分らなかったから、ほとんど全部の作業が 実験を繰り返しながら行われた。

      苦しいのが半分と復元というより自分で新しい物を造っているという楽しみが半分という感じだよ。

調査員 製作期間はどのくらいかかったのですか?

野口氏 4年前ぐらいからやっているけど、違うことも間にやっていたから、だいたい丸3年ぐらいじゃないかと思う。
      4年前は船舶を造ろうとしていたんだけど、青森県からこの仕事がきたからね。

 

この後、「航研機」は解体されて、4月1〜5日の間に青森県に送られ、青森県立三沢航空科学館(仮称)において展示された。

同航空科学館では、「航研機」の他に「奈良原式2号機」や「白戸式旭号」、「ミス・ビードル号」等が展示された模様。

 

 

ホワイティ−





 

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